狩猟が解禁となった１５日、加賀市の片野鴨池周辺で伝統の「坂網猟（さかあみりょう）」が始まりました。

穏やかな天気となった初日は猟師１９人が夕闇に紛れて狩り場に身を潜め

、池からマガモが飛び立つ瞬間を狙って坂網を投じました。

　坂網は逆三角形の網を張ったＹ字型で、

長さ約４メートル、

重さ約８００～９００グラム。

江戸期に大聖寺藩が藩士の鍛錬として推奨し、現在は石川県有形民俗文化財となっております。

　大聖寺捕鴨（ほこう）猟区協同組合の３９～８３歳のメンバーが坂網を投げ上げ、この日は３羽を捕獲したそうです。

坂網猟は来年２月１５日まで続きます。

あまり知られていませんが加賀市には冬期限定の美味がもうひとつあります。

それが江戸時代より伝わる坂網猟でとらえる天然鴨です。

今や超希少で、その味わいは驚天動地のおいしさ！！

鴨料理を目当てに、冬の加賀市へ来てみませんか。